毎月のたばこ代、平均いくら? – 4人に1人は「1万円以上」

たばこはイライラした際やお酒をたしなむときなどに至福のひとときを提供してくれる、ありがたい存在だ。

とはいえ、近年はたばこの値上がりが加速度的に進み、意識的に一日あたりの本数を抑えるようになった喫煙者もいることだろう。「たばこ忘れたので1本くれよ」などと喫煙仲間に言われても、以前のように気軽に応じることができなくなっている人もいるかもしれない。一昔前に比べ、たばこは確実に「高級品」となっているのだ。

では実際のところ、愛煙家たちは一日にどれぐらいの本数を吸って、毎月いくらをたばこ代に充てているのだろうか。たばこを吸うマイナビニュース会員304名に聞いてみたので、皆のたばこ事情を紹介しよう。

Q.現在、たばこを一日あたり何本吸っていますか

1位 : 5本以上10本未満(26.3%)

2位 : 10本以上15本未満(23.0%)

3位 : 15本以上20本未満(16.8%)

4位 : 3本以上5本未満(13.5%)

5位 : 20本以上(11.2%)

Q.毎月平均でたばこに対していくらお金を支払っていますか

1位 : 3,000円以上5,000円未満(26.6%)

2位 : 5,000円以上7,000円未満(21.7%)

3位 : 10,000円以上15,000円未満(16.1%)

4位 : 7,0000円以上10,000円未満(14.5%)

5位 : 3,000円未満(11.5%)

以下に喫煙者の意見をまとめてみた。

■たばこは高すぎる

・「ここ20年で倍ぐらいに値上がりをしたので家計を圧迫している。一日の本数は変わらない。これ以上の値上げはやめてほしい」(44歳男性/月額7,0000円以上10,000円未満)
・「これ以上高くなると止めることも考えられる」(58歳男性/月額5,000円以上7,000円未満)
・「月々のたばこ代金を高く感じていますので、節煙を意識しています」(52歳男性/月額7,0000円以上10,000円未満)
・「高いとは思うがもう習慣。一日あたりの本数は10年前よりも減ってる。20年前は一日2箱とかだった」(46歳男性/月額7,0000円以上10,000円未満)
・「一年にたばこにいくら使ってるのか計算して愕然としたことがある。健康も大事だが節約という意味で節煙を始めた。今は昔の3分の1くらいの量になったがたばこの値上がりと『いたちごっこ』してるような感じ」(58歳男性/月額5,000円以上7,000円未満)

■たばこ代は必要経費

・「自分の趣味なので必要な出費だと思っている」(30歳男性/月額7,0000円以上10,000円未満)
・「高いと感じますが、止められない。ストレス解消になるので仕方ない出費だと思っています」(46歳女性/月額10,000円以上15,000円未満)
・「無駄とも感じる点もあるが必要経費であり、気分転換しリフレッシュするには仕方ない額だとも感じる」(30歳男性/月額3,000円以上5,000円未満)
・「お金がもったいないけれど、たばこ代は精神衛生を保つ上での必要経費」(35歳女性/月額5,000円以上7,000円未満)
・「ストレス解消と集中力発揮という視点から、まぁ、妥当な出費だと思っている」(54歳男性/月額5,000円以上7,000円未満)

■健康面を気にしている

・「金額的には大したことではないものの、身体のことを考えれば止めた方がいいと思っている」(57歳男性/月額5,000円以上7,000円未満)
・「特に負担とは思っていないが、美容・健康面でメリットがないのでなるべく減らしていこうと思ってる」(45歳女性/月額3,000円未満)
・「可能であれば減らしたいと思っており、それは健康面を考えても、金銭面を考えても大きいことだとは理解はしている」(40歳男性/月額5,000円以上7,000円未満)
・「健康面を考えると、少し喫煙しすぎだと感じる。金額も増税が繰り返されていることもあり高すぎるので、一日平均1~2本ずつ減らしていきたいと考えている。また、電子たばこに将来的には切り替えていきたいとも思っている」(50歳男性/月額5,000円以上7,000円未満)

■その他

・「値上が続き、さすがにやめるか減らすかしないとヤバイと思うようになってきた。一方で禁煙すると口寂しくなり太るというのもよく聞くし、太りやすい体質なのでそれも怖い」(38歳男性/月額10,000円以上15,000円未満)
・「気分転換やリフレッシュのためにやめるつもりはないが、毎月や年単位でのコストを考えると……。欧米並みの値段になったら考えてします。すこしずつ値上げされると、その値段に慣れてしまう」(54歳男性/月額10,000円以上15,000円未満)
・「仕事中に眠くなるので、そのときに限って目覚まし代わりに吸っている。たばこの値段は気にしたことがなく、大した金額にもならないので、気にならない」(68歳男性/月額3,000円未満)
・「酒に比べれば安い」(44歳男性/月額3,000円以上5,000円未満)

総評

まず、一日あたりの喫煙量に関しては「5本以上10本未満」が26.3%で1位、「10本以上15本未満」(23.0%)が僅差で2位となった。全体で見ると、一日に10本以上たばこを吸う人は全体の51%となり、20本入りのたばこを2日に1箱以上のペースで消費している人が半数を占めるという結果になった。一方、毎月のたばこ代に関しては「3,000円以上5,000円未満」(26.6%)が最多回答だった。月に1万円以上を投資している喫煙者は25.7%で、4人に1人という結果になった。

回答者にこの金額や喫煙本数を尋ねると、「金額が高すぎる」「もっと喫煙本数を減らしたい」といった声が大半を占めた。一方で「ストレス解消のための必要経費」と割り切って考え、その点を鑑みれば許容できるという喫煙者も一定数いた。

調査時期: 2020年2月24日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 304名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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