紙巻きたばこ昨年、1千億本割れ JT初、加熱式が浸透

日本たばこ産業(JT)が19日発表した2017年(1~12月)の国内の紙巻きたばこ販売実績は、前年比12.5%減の929億本だった。旧日本専売公社の民営化によるJT発足以来、初めて年1千億本を下回った。健康志向によるたばこ離れや、火を使わない新型の加熱式たばこの浸透が要因になった。

17年実績は、ピークだった発足時の1985年度(3032億本)と比べて3割の水準。この間たびたび実施された増税による値上げや外資系の攻勢も響いており、販売は下げ止まらない。

フィリップモリスジャパンなどの外資系を含む業界内で、JTの紙巻きたばこの販売シェアは約6割。

コメントを残す